【防犯情報】北関東で家畜・農作物・農業機械盗難が増えています!!
ここ最近テレビやラジオを視聴していると様々な盗難被害のニュースが流れていますね・・・
牛、豚、鶏などの家畜
野菜、果樹、穀物などの農作物
トラクタ、田植え機、コンバインなどの農業機械までもが盗難被害にあっています。
手塩にかけてきた農作物、出産から出荷まで育てる命ある家畜、人の何倍もの仕事をしてくれる農業機械。
どれを奪われても精神的ダメージ、金銭的なダメージは大きいですよね・・・
自然災害や野生動物の被害であれば割り切れるかもしれませんが、人の手による被害というのが許せませんね。
昔から米泥棒や野菜泥棒なんて言葉もありますが、東日本大震災の時に問題となった火事場泥棒が頭に浮かびます。
これもコロナ過ゆえの出来事なのでしょうか?
注意喚起の意味でいくつか事例をのせておきますね。
目次
群馬県 豚の盗難あいつぐ
7月以降、前橋市や伊勢崎市などで600頭以上の盗難被害が確認されているようです。
被害にあっているのは大人が抱えて運べる子ブタばかり、3~4人のグループが車で豚舎近くまで行き乗せられるだけ乗せて盗難を繰り返してるみたいですね。
少しずつ子ブタが減っていくので気付きにくく発覚も遅れたようです。
参考記事:上毛新聞 豚の大量窃盗事件 生産者に衝撃 ネット上に不審な書き込みも
群馬県 ナシやブドウ、米までもが大量盗難
8月下旬高崎市榛名地区で果樹園入口付近の木から約120kgのナシが盗難にあう。
防虫網を破って侵入し、無理やり引っ張って実をもいだ形跡があったよう。
榛東村の果樹園でも人気の高級シャインマスカットが一晩で約200房盗難にあう。
ナシ、シャインマスカットいずれも未成熟で収穫まではまだ先だったそう。
もぎかた、成熟度の判断ができていないことから素人が転売目的で盗んでいるのではないかと思われる。
茨城県では米の盗難が・・・
収穫したばかりの米30kg入り123袋が盗難にあう。
群馬県もこれから収穫時期になってくるので被害にあわないよう気をつけたいですね。
参考記事:上毛新聞 ナシやブドウ 秋の味覚も盗難相次ぐ 県内産地 悪質手口 目立つ
埼玉県 トラクタ盗難被害今年に入ってすでに10件
農業、畜産とトラクタは必須な農業機械ですよね!
人の何倍もの仕事をしてくれる強い味方。
高齢化が進む農業の中で無くてはならないものですよね。
1台500万円近くするそのトラクタを盗まれてしまっては仕事にならない・・・
農作物は盗まれる農業機械は盗まれる、農業やるには今後防犯対策が必須になってくるのでしょうか?
防犯対策費用も安くはないでしょうから廃業せざるをえなかったり、新規就農者も減ってしまうんじゃないかと思います。
日本の農業機械は耐久性が高く海外で高値で取引されているようです。
参考記事:yahooニュース 北関東でトラクター窃盗相次ぐ ネットで発見も
まとめ
農作物・家畜・農業機械の盗難は年々増え続け、昨今その被害規模もエスカレートしています。
窃盗犯は犯行に必要となる何かしらの刃物を所持しており、そんな窃盗犯と現場で鉢合わせてしまったら危害を加えてくるかもしれません。
盗難被害、自身に危険が及ぶ前に早めの防犯対策をしましょう。
以下、リンク記事より抜粋
生産者が行う取組➀
盗難被害に遭わないよう、農作物の保管・管理に気を付けましょう!
・収穫物は畑等に放置せず持ち帰る。
・ハウスや保管庫等について、窓や出入口の施錠を徹底する。
・道具(収穫用コンテナや脚立等)は、盗難に利用されないよう園地からこまめに撤収する。
・侵入者を見分けるために、作業者は腕章、農作業車両にはステッカー等の目印を着ける。
生産者が行う取組②
園地への侵入防止策を講じましょう!
・園地にネットや柵等を設置し、侵入しにくい環境を作る。
・園地に「盗難注意」「立入禁止」「農薬散布直後」等の看板やのぼり旗を設置する。
・防犯カメラ、センサーライト等を設置する。
・通行人から見える位置に「防犯カメラ作動中」等のステッカーや看板等を設置する。
地域で行う被害防止対策①
盗難被害に遭わないための対策や不審者等を見つけた場合の情報をチラシを作成するなどして共有しましょう!
・ 生産者が取り組む具体的な盗難防止対策を記載する。
・ 不審者・車等を見かけた場合は110番に連絡するよう記載する。
・農作物の盗難に関する地域の相談窓口を記載する(地域の警察署、JA等)。
・チラシの作成者を記載する。
・具体的な被害報告がある場合は、盗難被害の状況(いつ、どのような方法で等)を記載する。
地域で行う被害防止対策②
防犯パトロールの実施や防災無線等を活用した不審者・不審車両対策に取り組みましょう!
・地域の生産者や警察と連携して防犯パトロールを実施し、不審者・不審車両を見かけた際は速やかに警察に通報する。
・防災無線等を活用して、不審者・不審車両の目撃情報や盗難被害の発生状況を共有するとともに、生産者に農作物の保管・管理を呼びかける。
農業機械の盗難防止には以下が有効です。
・エンジンキーは車体に置いたままにせず、必ず持ち帰りましょう。
・警報器、ハンドルロック、タイヤロック等の盗難防止用品を装置しましょう。
※ 盗難被害にあったトラクタのほとんどが、エンジンキーを抜いて保管していました。
・田畑、農道等の住居から離れた場所に農業機械を放置せず、施錠できる格納庫等に保管しましょう。
・倉庫等に、防犯灯(センサー付きライト)、防犯カメラ、防犯警報器等を設置しましょう。
・倉庫のシャッター前、敷地の出入り口等、想定される通路にトラック等の障がい物を置きましょう。
裏口の通路も忘れずに対策を行います。
群馬県で防犯設備の導入補助をしているので問い合わせてみてはいかがでしょうか。
(業種により異なる)